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2.適正な工程・工期に関する取組み

1)工事出来高チェックシート等の活用
 需要設備の使用前検査の規制緩和に伴い、受電時の完成度が不十分な工事が増加し、品質管理や安全面への影響が懸念されています。適正な受電時期を設定し、受電時における完成度を高めるため、工事段階からの電気主任技術者の関与を位置付けた「電設協版 保安規程」と、受電時の工事出来高の目標を明確にした「工事出来高チェックシート」を作成し、現場での活用を推進しています。
 
関連資料・報告書
2)適正工期の確保に向けた取組み
 改正公共工事品質確保法に明確化された「発注者の責務」を踏まえ、各発注者が発注関係事務を適切かつ効率的に運用するための「発注関係事務の運用に関する指針」に基づき、公共工事の品質確保並びにその担い手の中長期的な育成及び確保など、同法の基本理念がすべての発注者に浸透し、現場で確実に実現することを目指し、「予定価格の適正な設定」、「週休2日制を踏まえた適切な工期設定」、「設計図書における施工条件の明示や適切な設計図書の変更」等の課題について調査研究を行うとともに、電気設備業界の健全な発展に向けて、建設生産システムにおける関係者(顧客、設計・工事監理者、元請事業者、下請事業者、資機材事業者等)相互間における、公正で合理的な関係の構築を目指します。
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